修学旅行3日目の続きです。昼食後、ベッキ村へ向かいました。
ベッキ村は、ドン・ボスコ(ドンとは神父の意です)少年ジョヴァンニ・ボスコが生まれ育った村です。
今年2024 年は、ドン・ボスコが、ここベッキで9歳のときにある夢を見てから、200 年の節目を迎えます。
世界のサレジオ会の人たちが、まさに今、訪れたいと切望している場所です。
生家があったところには、現在、ドン・ボスコ教会が建っています。
これが、ドン・ボスコの生家です。移築されています。
ドン・ボスコが、2歳にもならない時に、父フランチェスコが肺炎で急死。母マルゲリータが3人の男の子を必死に育てていましたが、生活は大変厳しく、毎日の食事にも困る日が多くあったそうです。
資料室には、当時のベッキのジオラマがあります。また、ドン・ボスコの写真や彼が神父になった後、書き残した多くの書物も並んでいます。みんな熱心に見学しました。
少年ジョバンニ・ボスコが、9歳のときにみた夢とはーー。木の根元でうたた寝をしているとーーー
獰猛な動物たちが暴れ、少年達が暴言を吐いたり、喧嘩をしているところに遭遇します。それをジョバンニが暴力で抑えようとしました。すると立派な男の人が現れて「げんこつはいけない。柔和と愛をもってこの子供たちの友だちになるのだよ。さあ、罪がどんなに醜いか、徳がどんなに尊いか、この子たちにいますぐ教えてあげるがよい。」それから、その難しいことを「この人に教えてもらいなさい」と、そう厳な女性(のちにマリア様だったと分かる)を紹介されます。その後、獰猛な動物たちは,羊にかわり、少年達も静かに優しい顔になりましたーーー
という夢です。
獰猛な動物たちと、暴力をふるっている少年達がレプリカになっています。
神父様がわかりやすく、おもしろく、ドン・ボスコや彼の家族についてはなしてくださいました。
彼の兄アントニオが住んでいたところには,扶助者聖母聖堂が立っています。
カトリックのおメダイやカード、キーホルダーなどを売るお土産屋さんで、買い物をしました。
大聖堂は、ノアの方舟をイメージしてつくられています。若者たちの聖堂です。
日が暮れてきました。
ドン・ボスコ先生にお別れをつげ、トリノのホテルに向かいます。